内容証明による貸金請求は良く利用されるものです。
この文例では基本でなシンプルな内容になっていますが、相手からの反論が予想されるような場合は、貸借の事実をより明確に示すために、具体的に書類の名称や日付、これまでにあったやりとりなどの記述を加えると良いでしょう。
内容証明による請求通り、相手が支払を行った場合、問題は解決しますが、必ずしも、そのようには行かない場合も多いと思われます。
そのような場合には、通常の訴訟のほか、少額訴訟、支払督促、民事調停などの法的措置を取る方法もあります。
内容証明は、このような後で行うことになるかも知れない法的措置の証拠とするために作成する意味もあります。
従って、文面は
相手だけではなく、裁判官にも理解してもらえるような内容にしておくことを想定して作成するのが良いでしょう。
内容証明郵便は一定の形式が決まっており、以下の場合は、1ページあたり、20字×26行以内で作成しています
内容証明文書は、通常3部(送付用、発信者控え用、郵便局控え用)作成し、郵便局で確認処理してもらった後、封筒に入れます。
※下記、貸金請求の文例は、一般的な例を示すものです。
実際に内容証明を送付する場合には個別の状況・事情に合わせた文書を作成する必要があります。従いまして、
下記文書を利用したことによる不利益は一切当方では責任を持てませんのでご了承ください。
私は、平成○○年○○月○○日、貴殿に
対して金○○○○円を利息○○、返済期日
を平成○○年○○月○○日と定めて、お貸
ししましたが、現在にいたるも未だ返済さ
れておりません。
つきましては、本書面到着後7日以内に、
上記元本金○○○円とこれに対する平成○
○年○○月○○日から完済まで年○○によ
る利息及び遅延損害金をお支払い頂きたく、
本書面を持って請求いたします。
なお、上記期限内にお支払いない場合に
は、法的手段をとらせていただく所存であ
ることを申し添えます。
平成21年4月○○日
住所
氏名 印
相手方住所
○○○○ 殿