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会社設立、独立、起業、開業と新会社経営 第39号
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こんにちは。行政書士の井藤です。
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今回のテーマは、『起業の夢を実現するために』です。
「起業の夢」を実現する為の方法を考えたいと思います。
◇第39号のメニューはこちらです
(1)「起業の夢を実現するために」
(2) 井藤行政書士事務所のPR
(3) 編集後記
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「いつか独立・起業したい」「起業するのが夢です」等、
夢と希望にあふれる言葉を聞くと、とても嬉しくなります。
今日は、「いつか起業」の夢を、夢で終わらせないで、
本当に実現するための方法について考えてみたいと思います。
もっとも、起業するだけなら、意味はありません。
当然、起業して、事業を継続して、その先の、本当の夢に向かって行くことが大切ですね。
起業のためにしなけばならないことは・・・・・。
以下の3つのスイッチをONにすることです。
1)「起業する」意思のスイッチ
2)「どんな事業をするのかの中身の決定」スイッチ
3)「いつ本当に実行する」と言う最終意思確認のスイッチ
起業する為には、
この3つの「スイッチ」が「ON」になれば、良いのです。
「たった3つ」と思われるかも知れませんが、
1)と2)の「スイッチ」のことは考えずに、3)の「スイッチ」のみを「ON」にして、
実際に起業をしてしまった人もたくさんいます。
しかし、そんな人は、大抵、起業してから、気づき、あわてて、
軌道修正ができた人のみ、事業を継続することができています。
従って、オーソドックスに行くのであれば、
この1)2)3)の3つの「スイッチ」を「ON」にした上で、起業されることをお薦めします。
「起業する為には、3つのスイッチを「ON」にすれば良いのですね。
分かりました「ON」にしました。」
「あっ。待って下さい」
天性の鋭い勘を持った人の潔い決断は、カッコ良いのですね。
しかし、普通の人の場合は、その自信に根拠がないとなると心配ですね。
普通の人が、起業スイッチを「ON」にする為には、やっぱり「最後は度胸」かも知れませんが、
それでもある程度はそれなりの根拠をもって、納得ずくで、行った方が良いのではないかと思います。
では、どうしたら、
起業スイッチをONにする根拠とすることができるか?
について考えてみたいと思います。
起業準備でやるべきことは、当然ひとりひとり違って良いのですが、ひとつの例として示します。
1)起業の意義を知り、自らの起業の動機を確認する
↓
2)現状認識、自分自身の分析と社会や市場について知る
↓
3)ビジネスアイデアの構築
↓
4)ビジネスアイデアをビジネスモデルとして考える
↓
5)ビジネスモデルを具体的なビジネスプランとしてまとめる
+
6)上記のプロセスで出て来た課題をリストアップし、その課題解決の為の行動計画を作成する
7)上記行動計画を完了することで起業が実現する
これらの項目は、必ずしも、数字の順番に完了すべき内容ではありません。
逆に、ある程度、進んでからも、問題があれば、 前の項目に戻り、再検討すべき項目です。
特に、6)と7)は、起業準備当初から、リストアップを行い、順次、行動に落とし込み、
実行可能なことから実行すべきだと思います。
この項目の大切な理由は、そもそも起業とはどんなことで、具体的に、何をしなければならないのか、
そのことに自ら、身を置くことの価値を見出すことができるか。(自身の価値観の確認)
ここの部分を怠ると「勘違いにより起業」「こんなはずではなかった」等と
後で思わぬ失敗を招くリスクが高くなります。
起業の動機は何であったにしろ、事業を行って行くためには、
お客さんや市場や社会にとって、意義のある何らかの価値を提供し
その価値の対価として利益を得ていかなければ存続できません。
その為には、お客さんにどんな価値を提供するのか=事業の目的を明らかにしていくことが大切です。
社会や市場やお客さんや競合先など、外部環境と、自分自身の長所や短所などの内部環境などを分析し、
認識します。例えば、SWOT分析は、自己と他者を客観的に分析するのに最適な方法です。
分析結果から、事業アイデアや自らの行動計画を作ります。
行動計画は、「6)上記のプロセスで出て来た課題をリストアップし、
その課題解決の為の行動計画を作成する」に反映させます。
外部環境分析により、市場を調査したり、社会的トレンドを知ったり、
あるいは、ライバルを知ったりすることは、大切なことですが、
同時に、自己分析(内部分析)により、しっかり己(自社)を見つめることも大切です。
自分自身のしっかりとした考え、信念を持つこと。
しかし、決して 独りよがりにはならず、かつ、外部環境に冷静に対応して行くこと。
が、経営者には求められます。
ビジネスのアイデアをまとめます。
この時点では仮説の域で良いので自由に複数考えてみることが大切でしょう。
自己分析と外部分析の結果を参考とすると良いでしょう。
また、社会のトレンドや市場のニーズなどについては、外部の方の話を聞いたり、
インターネットなどで調査したりすることが役に立つでしょう
ビジネスアイデアがある程度、有望そうなレベルになったら、
ビジネスモデルとして、考えてみましょう。
ビジネスモデルとは、一言で言うと「儲ける仕組み」です。
ビジネスアイデアがどのようなプロセスで利益を生むのか、その流れを考えることが大切です。
有望なビジネスモデルが出来上がったら、ビジネスプランとしてまとめてみましょう。
まず、6W2Hの質問に答える形で、骨格づくりをして行きましょう。
骨格ができたら、具体的な行動プランにできる程度まで、
ビジネスプランをブレークダウンして行きましょう。
上記1)〜5)の過程で出てきた、自らの足りところや今後やりたい項目を、
順次、リスト化して、行動に移します。
技術面、知識面、経営に関すること、資金に関すること、手続きに関すること等。
起業までに必要なレベルを明確として、そのレベルに達する為の計画を作成し、実行します。
6)でリストアップした内容をクリアできれば、起業が実現できるはずです。
ビジネスは、PLAN(計画)→DO(実行)→CHECK(チェック)→ACTION(行動)
のマネジメントサイクルを回すことです。
起業準備段階から、PDCAを行うことで、起業をより確かなものにして行きましょう。
当事務所では、会社設立手続きはもちろんのこと、
それ以前の起業に関する計画段階からの相談対応や
会社設立後の各種手続きや会社運営や経営に関する支援
(契約書・文書作成、経理・総務支援、マーケティングなど)を行っています。
最初のメール相談は無料で対応しています。お気軽にご相談ください。
また、起業支援総合ポータルサイト「ドリームゲート」でも、メール相談を受付けております。
詳細はこちらをご覧ください。 http://www.dreamgate.gr.jp/consul/pro/fullstage/
今回は、『夢を実現するために』をテーマに、起業準備の手法を紹介しました。
起業のスタイルが無数にあるように、その起業にあった準備方法も無数にあると思います。
しかしながら、考慮しなければならない必須の項目は、共通している点も多いと思います。
とりわけ、「事業の目的」は、各人が大切にして頂きたい項目だと思います。
すなわち、当社は、「どんなことで社会に貢献し利益を得て行くのか」と言った内容です。
外部環境分析を重視することは良いのですが、
「他社の動向」や「他 社に勝つための戦略」ばかり考えていて、
本来の自社の進むべき王道 事業の目的を忘れることのないようにしたいものです。
最後になりましたが、
皆様の、ビジネス、健康、生活がさらに豊かなものとなりますことを祈っております。
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発行元 井藤行政書士事務所 井藤真生
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